電信柱も電力柱も約30〜50m間隔で設置されています。本記事では電柱に関する豆知識をお届けします。
電信柱の基礎情報
電信柱って、知っているようで知らない身近な建造物。知っていても得することも、自慢することも出来ないけど、距離マニアとしては、知っていて欲しい、そんな情報です。
電信柱の基礎データ
分類 | 距離のトリビア |
---|---|
対象 | 電柱 |
電柱①電信柱 | 電話線・光ファイバー・電力線など、通信や電力の配線をサポートするために通信会社が設置。 |
電柱②電力柱 | 電気を届けるための送電や配電目的で電力会社が設置。 |
電柱メーカー | 日本コンクリート工業株式会社がシェアNo.1 |
電柱の高さ | 11m、12m、13m、14m、15m、16m |
電柱間の距離 | 30m〜50m間隔で設置 |
無電柱化 | 平均5%(東京23区8%、大阪市6%) |
電柱本数 | 約3,600万本 |
毎年の増設本数 | 平均7万本 |
電柱(電信柱・電力柱)の間隔
日本の電柱は、約30〜50m間隔で設置されています。
電柱毎に固有の識別番号が付与されていて、電力会社や通信会社は位置情報(座標等)を把握しています。またそれらのデータは販売もされていて様々なビジネスに活用されています。
電信柱と電力柱の見分け方
電信柱と電力柱は、プレートを見ればどちらの所有かわかります。電信柱と電力柱の両方の役目がある「共用柱」で、プレートが2つある場合は、下のプレートが所有者を指します。
電柱のプレートを確認
「電柱番号」には、電力用とNTT用があり、写真のように2種類設置されていることがありますが、電力用は7桁(数字3桁+カタカナ1桁+数字3桁)の番号です。写真の場合、電力用は「247エ714」が電柱番号になります。
引用元:九州電力送配電株式会社ホームページ
所ジョージと電信柱
世田谷ベース内には電柱が3本設置されています。2階のオフィスから眺めた時の電柱が素敵なんだとか。電源は、どこに繋がっているのでしょうね?
電柱の数
日本の電柱の数は約3,600万本。これは桜の数とほぼ同じ。内2/3は電力柱で、1/3が電信柱となる。また平均7万本増ペースで毎年電柱が増えています。
無電柱化率
観光立国を目指す日本が、景観上も邪魔になる電柱を全く減らそうとしていない。出来ないのか、やらないのか分かりませんが、欧米の無電柱化率100%と比べるとあまりにも酷い状況です。
地震も多く自然災害も多いので、何とか無電柱化に真剣に取り組んでもらいたいものだ。
日本の無電柱化の整備状況
無電柱化率が時折話題になるが、日本の無電柱化道路は5%台と極めて低い。
世界の無電柱化の整備状況
ロンドン・パリ・香港・シンガポールが無電柱化率100%なのに対し、東京23区で8%、大阪市で6%と極端に遅れている。
電柱トリビアの距離まとめ
- 電柱間の距離は約30〜50m
- 電信柱は通信会社が約1,200万本設置
- 電力柱は電力会社が約2,400万本設置
- 電柱は約3,600万本、桜木とほぼ同数
- 所さんの世田谷ベースには電柱が3本
- 電柱のプレートを見れば所有者がわかる
- 無電柱化率が日本は5%台と低い
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