ハシボソミズナギドリは、長距離移動(飛行)する渡り鳥と知られ、1年で32,000km以上も移動(飛行)しています。
目次
ハシボソミズナギドリの概要
足元周辺が灰色がかっているものの、体は概ね黒褐色。翼開長は1mほど、翼開長2m強のアホウドリ等と比べるとやや短い。
ハシボソミズナギドリ:基本データ
分類 | 動物/鳥類/ミズナギドリ目-ミズナギドリ科 *渡り鳥 |
距離対象 | ハシボソミズナギドリ(英名:Short-tailed Shearwater) |
体長 | 全長50cm弱、翼開長時は1m程。体重480〜800g程度。 |
生息(日本) | 四国、紀伊半島沿岸から房総半島、鹿島灘あたりまでの黒潮域 |
生息(世界) | 繁殖地(オーストラリア南東部、タスマニア近郊) |
食性 | イカ、オキアミ etc. |
渡りの距離 | 32,000km *1年累計 |
1日の移動距離 | 最大600km |
スピード | 確認中 |
寿命 | 最長38年 |
距離ランキング | 世界で最も長距離移動する渡り鳥 |
関連書籍 | 世界の渡り鳥大図鑑 |
ハシボソミズナギドリの動画
ハシボソミズナギドリのスピード
50km/h
ハシボソミズナギドりの飛行速度は、無風状態で50km/hほど。
出典:ハイイロミズナギドおよびハシボソミズナギドりの分布および渡りに関する動物地理学的比較研究
ハシボソミズナギドリの移動距離
2,000万羽以上が繁殖地のタスマニアやオーストラリア南部から、繁殖のために北半球に渡ります。往復距離は、30,000km以上にもなり、1日では最大600kmも移動することがあるようです。
ハシボソミズナギドリの特徴
かなり地味
体も小さめで、翼を広げても小ぶり。遠くから見ると、黒にしか見えないことも。ちなみに、おでこは若干出張っています。
よく鳴く
実際に、どのように鳴くのかわかりませんが、ある研究者がハシボソミズナギドリは良く鳴くと言っていました。海洋鳥も、食べ物を見つけた時の情報交換はもちろん必要なのだから、当たり前かも知れませんが。
子育て期以外は移動
ハシボソミズナギドリは大群で移動することで知られています。大群で移動するが故に、一箇所にとどまっていると餌がなくなってしまいます。なので子育て期以外は基本移動し続けるようです。
最も長距離移動(飛行)する渡り鳥は?のまとめ
- ハシボソミズナギドリは最も長距離移動(飛行)する渡り鳥の一種
- 1年累計32,000km移動(飛行)する
- 体は概ね黒褐色
- 全長50cm弱、翼開長時は1m程。
- イカ、オキアミを食べる
- 飛行速度は約50km/h
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