旅するチョウチョとも呼ばれる「アサギマダラ」の移動距離は2,000km以上。気温の低下とともに高原地域から九州、沖縄、台湾と海を渡り移動します。
目次
アサギマダラ移動距離の概要
専門家のマーキング調査でアサギマダラの移動研究が進んでいます。秋には本州から九州、沖縄、台湾まで移動しますが、中には1日あたり200km以上移動する個体も確認されています。
アサギマダラの距離データ
分類 | 昆虫 |
距離対象 | アサギマダラ |
学名 | Parantica sita |
英名 | Chestnut Tiger |
分布 | 日本全土から朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈 |
移動時期 | 夏から秋にかけて |
総距離 | 約2,000km以上 |
1日の移動距離 | 200km以上の個体も確認 |
主な経過地点 | 高原地域→九州→沖縄→台湾 |
関連書籍 | 謎の蝶 アサギマダラはなぜ海を渡るのか? |
移動距離
生物学者の藤井 恒さんによると、アサギマダラの移動距離は2,000kmを越える長距離であることが確実だそうだ。台湾と本州・九州相互間の移動が確認されている。
参考:「アサギマダラの長距離移動」藤井恒 – 日本生態学会大会講演要旨集 第 52 回日本生態学会大会
移動エリアは?
春から夏にかけて、標高の高い高原地域(本州)で繁殖。気温が下がってくると、九州や沖縄、さらに台湾まで移動します。その移動距離は2,000kmを越えることも。
移動距離の地図
上昇気流に加えて風力エネルギーをうまく使って2,000kmもの移動を実現しているようです。
口コミTwitter
フォトギャラリー
アサギマダラの移動距離まとめ
- 移動距離2,000km以上が確認されている
- 1日あたり200km以上移動する個体も
- 上昇気流と風力エネルギーで移動
- 書籍「謎の蝶 アサギマダラはなぜ海を渡るのか?」
- 知力、体力、行動力を持ったチョウ
コメント