インドガンは、標高8,000m以上のヒマラヤ山脈を飛び越える、世界一の高さを飛ぶ渡り鳥です。野生を見つけるのは難しけど、動物園には結構います。
目次
インドガンの概要
ヒマラヤ山脈を7〜8時間で飛び越えるという強心臓のインドガン。
インドガン:基本データ
分類 | 動物/鳥類/カモ目カモ科マガン属 |
距離対象 | インドガン(英名:Bar-headed goose) |
体長 | 体長約80cm |
生息(日本) | 千葉県、長崎県、小笠原に記録があるも不確定 |
生息(世界) | 繁殖(ロシアのモンゴル国境近くのバイカル湖以南のモンゴル高原など) 渡り(冬場はインドなどへ南下し越冬) |
食性 | 植物食(草、種子など) |
渡りの距離 | 8,000km(*ヒマラヤ山脈を越える) |
1日の移動距離 | 確認中 |
スピード | 確認中 |
寿命 | *年前後 |
距離ランキング | 世界で最も高い所を飛ぶ鳥(標高8,000m以上) |
関連書籍 | 渡り鳥たちが語る科学夜話 |
参考:NATIONAL GEOGRAPHIC(自力でヒマラヤを飛び越えるインドガン)
インドガンの動画
インドガンの渡りのルート(地図)
インドガンはシベリアからモンゴルへ飛び、チベット高原の北部にある青海省へ向かいます。そこから、ヒマラヤ山脈を南下してラジャスタン州に達し、タミル・ナードゥ州まで飛ぶインドガンもいるようです。
なぜ高い場所を飛べるのか?
その答えは、どうやらインドガンのヘモグロビンにあるようです。酸素濃度が低い高所でも、インドガンのヘモグロビンは酸素と結びつき、酸素をうまく取り入れます。
その酸素がうまく飛翔筋と循環系全体に行き届くので、高所でも飛び続けることが出来るということです。
インドガンの特徴
世界一の高さを飛ぶ
インドガンは、標高8000m以上のヒマラヤを越える、世界一の高さを飛ぶ鳥として知られています。イギリスの研究チームによると、ヒマラヤ超えは約8時間という短時間で行われることを発見したとのこと。
動物園で観れる
多摩動物園
大宮公園小動物園
頭の黒帯模様
インドガンは頭部の黒の2本線が特徴的。ちなみに雌と雄は同色です。
世界一の高さを飛ぶ渡り鳥「インドガン」のまとめ
- 標高8,000mのヒマラヤ山脈を飛び越える
- インドガンの体長は約80cm
- 渡りの距離は8,000km以上
- 多摩動物園など動物園で観れる
- インドガンの雌と雄は同色
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