ヨーロッパジシギは、6,000km以上もの距離を時速100km弱で2日間以上も飛び続ける渡り鳥です。
目次
ヨーロッパジシギの概要
ヨーロッパジシギ(基本データ)
分類 | 動物/鳥類/チドリ目シギ科 |
距離対象 | ヨーロッパジシギ(英名:Great Snipe) |
体長 | 体長約30cm *ずんぐり型で小さい |
生息(日本) | – |
生息(世界) | 繁殖(スウェーデン) 渡り(アフリカ中部まで) |
食性 | 主に動物食(軟体動物、甲殻類、昆虫等) |
渡りの距離 | 4,300〜6,800km |
1日の移動距離 | 2,000km以上も(渡り時) |
スピード | 時速約100km弱(渡り時) |
寿命 | 確認中 |
距離ランキング | 渡り時のスピードは世界一かも |
関連書籍 | 渡り鳥たちが語る科学夜話 |
参考:最高のスピードとスタミナを兼備する鳥、eBird(ヨーロッパジシギ)
ヨーロッパジシギの動画
ヨーロッパジシギの渡りルート
渡り鳥としての特徴
冬を北アフリカで過ごし、春になると北上しスカンジナビアやヨーロッパ北部の繁殖地へ向かいます。ヨーロッパジシギは、世界最速(最高時速97km)で、飛ぶことが知られています。追い風などに頼ることなく長距離を自力飛行します。
渡りルート(地図)
ヨーロッパジシギの特徴
スピードが世界最速
長距離移動時の平均速度は時速100km弱。これは休憩を挟まず飛ぶタイプの鳥としては世界トップレベルのスピード。
リッチなスタミナ
2日間以上休まず飛行することもあるヨーロッパジシギですが、それが実現できるのは体に蓄えられた脂肪のお陰のようです。渡の時期には、体重を2倍にしてスタミナ源である脂肪を蓄えます。
ヨーロッパジシギの観察
ヨーロッパジシギの分布域地図です。北欧を中心にイギリスなどヨーロッパ広範囲で観察されています。
ヨーロッパジシギの渡りルートや特徴のまとめ
- 渡り鳥として世界最速時速100km弱で飛行
- 体長は30cm前後でずんぐり型で小さい
- 渡り距離は、4,300〜6,800km
- 繁殖地は、北欧のスウェーデンなど
- 体重を2倍にしてスタミナ飛行
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